Webライターの基礎知識

【初心者必見】Webライターの記事の書き方

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Webライターの仕事は「記事を書くこと」って言うけど記事ってなに?

Webライターの記事はどう書くの?

「記事」と聞くと新聞記事やニュース記事など、改まった感じがしますよね。でもあなたが読んでくださっているこのブログも記事の一つです。

インスタグラムやTwitterなどで日頃のできごとや思ったことを発信をしている方もいるのではないでしょうか。

普段何気なくやっていることがお仕事になったら、とても楽しくないですか?

私も記事を更新したお知らせをクライアントさんのTwitterアカウントでさせていただいています。Webライターなら楽しみながらお仕事できる可能性が充分にあるのです。

でもそれは、記事を書くことができた上でのお話。クライアントが望むクオリティを満たす必要があります。

そこで今回は、未経験からWebライターになり、現在3社と業務委託契約を結び、月8〜9万稼いでいる私が、Webライターの記事の書き方について解説します。

読みやすい文章にするためのポイントもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!

初心者Webライターが押さえるべき記事の書き方

記事を書くときにはまず読者を想定することが大切です

早速、記事の書き方を解説していきます。実は、記事を書く前の段階がとても大切です。

それは「届けたい相手に必要な情報を届けるもの」だから。届けたい相手は誰なのか、どんな情報を届けたいのかを考える必要があります。

具体的には、次の順番で書いていきます。

1.読者を想定する
2.読者のニーズを掘り下げる
3.読者のニーズから構成を考える
4.仮でタイトルをつける
5.リサーチをする
6.執筆する

それでは、一つずつ詳しくみていきましょう。

1.読者を想定する

まずは、記事を読んでくれる読者を想定しましょう。クライアントによっては、「年代は40〜50代の男性」「30代の女性」など指定されることもあります。

「読者は誰なのか」を決めることで「どんな情報を求めているのか」がわかり、より役に立つ記事を書くことができるからです。

「読んでくれるなら誰でもいい」ではなく「誰に届けたいのか」を意識することで、より読者に届きやすくなります。

2.読者のニーズを深掘りする

読者を想定したら、ニーズを深掘りしていきましょう。ニーズを深掘りすることで、読者が何に困っているのか、どんな情報を求めているかがわかります。

ニーズを探る具体的な方法としては、次の2つあります。

・chatGPTやBardなどの文章生成AIを使う
・Yahoo!知恵袋でキーワードを入れて検索する

文章生成AIを利用すると、記事作成がスムーズになるため、ぜひ利用しましょう。

例えば「Webライター 稼ぎ方」をキーワードにして記事を書きたいときは、次のように指示を出すと要点をまとめてくれます。

文章生成AIで読者の悩みや知りたい情報を知ることができます

参考:ChatGPT

キーワードを変えるだけでいいので、ぜひ真似してくださいね!

すると次のような感じで答えてくれます。

参考:ChatGPT

chatGPTやBardなどの文章生成AIを使うと、記事の方向性が見えやすくなります。時短になるので、うまく活用しましょう!

3.読者のニーズから構成を考える

文章の構成を決めていきましょう。構成は記事の質を決める重要なポイントです。論理的な構成を組み立てることで、わかりやすく、読みやすい記事ができます。

初めての方はどう組み立てたらいいのかわからないかと思います。私も一体どうしたらいいのかわからず、苦手でした…。

でも今では「順序立てられていてわかりやすい」とクライアントからお褒めの言葉をいただけるようになりました。

構成の作り方にはポイントがあります。私が実践している構成の作り方を、簡単にですがご紹介します。

1.キーワードで検索したときの上から10サイト分の見出しを抜き出す
2.抜き出した見出しをニーズに置き換える
3.ニーズを整理して、並び替える

見出しを抜き出すときには、SEO META in 1 CLICKを使うと、ワンクリックで簡単にできます。

抜き出したらH2の大見出しをニーズに言い換えます。わかりやすくするために具体例を挙げてみていきましょう。

下の画像ははこのブログの記事見出しをSEO META in 1 CLICKで抜き出したものです。

SEO META in 1 CLICKを使うと記事の見出しを簡単に抜き出せます

抜き出したらエクセルやスプレッドシートに貼ります。

次に、抜き出したH2見出しをユーザーニーズに言い換えていきます。実際に抜き出した見出しでやっていきましょう。

見出し「Webライターの仕事内容」
→ユーザニーズ「Webライターの仕事内容を知りたい」

見出し「仕事の流れ」
→ユーザーニーズ「Webライターの仕事の流れを知りたい」

H2見出しには、ユーザーが何を知りたいかが書かれています。

10サイト分は大変ですが、数をこなすと慣れてきて傾向もわかります。

構成の質が記事の質を決めると言っても過言ではありません。手を抜かずにやりましょう。

4.仮タイトルをつける

仮タイトルをつけましょう。タイトルをつけておくと、記事の方向性が定まるため執筆しやすくなります。

キーワードを先頭の方に持ってくると、読者にとっても何について書かれた記事かわかりやすく、Googleからの評価も上がり、検索結果の上位に表示されやすくなります。

タイトルをつけるときも文章生成AIが便利です。

例えば次のように送ると、タイトルを作ってくれます。

chatGPTやBardなどの文章生成AIは記事のタイトル作りにも役立ちます

参考:ChatGPT

ChatGPTやBardなどの文章生成AIはタイトル作りのアイディアを出してくれます

参考:ChatGPT

タイトルは記事の顔となります。文章生成AIをうまく利用しながら、読者の興味を引くタイトルをつけましょう。

5.リサーチをする

作った構成に基づいて、リサーチを記事を書くために必要な情報を集めていきましょう。

構成を作るときに調べた10サイトを見ながら、必要な情報を集めていきます。

特に、お金や身体に関することは、命に関わる大事なことです。政府新聞社など、信頼できる機関から情報を集めるようにしましょう。

6.執筆する

リサーチが終わったら、執筆していきます。まずは、リード文と呼ばれる導入文を書きましょう。

本に例えると「はじめに」の部分です。導入文を書くときは、次のポイントを意識しましょう。

・誰に向けての記事なのか
・記事を読むと何がわかるのか
・記事を読んだ後どう変わるのか

基本的に読者は上から順に読んでいくため、「わたしには関係ない」と判断したら記事から離れてしまいます。

読者に「この記事には私の知りたい情報がありそう」「読んだら私の悩みが解決しそう」と思ってもらえるように書くようにしましょう。

リード文を書いたら本文を書いていきましょう。本文だけに限りませんが、大切なのは、読者の視点に立って書くことです。

また、具体的な情報を入れたり、画像や表を入れたり、わかりやすく書く必要があります。わかりやすく書くことで、読者の役に立ち、行動を促せるからです。

ここでいう行動とは、例えばクレジットカードの比較サイトであればクレジットカードの新規作成、保険会社のサイトであれば相談申し込みなどです。

Webライターの仕事で書く記事には、「読者の悩みを解決するもの」と、「売上を上げるために行動を促すもの」の2種類あることを覚えておきましょう。

初心者の方は、構成が決まっているお仕事を選ぶようにしましょう。

慣れない仕事は誰だって時間がかかるもの。最初は記事を書くだけで手一杯です。

まずは、クライアントが求めるクオリティを記事を書けるようになりましょう。

クライアントに喜ばれる!わかりやすい文章のポイント

クライアントに喜ばれるわかりやすい文章を書くポイントがあります

「わかりやすい文章」ってどのような文章でしょうか。ここでは、わかりやすい文章を書くためのポイントを7つご紹介します。

・1文の長さは80文字以下にする
・同じ語尾を続けない
・「こそあど言葉」はできるだけ使わない
・主語と述語をできるだけ近づける
・漢字とひらがなの割合を3:7にする
・箇条書きや表を使う
・曖昧な表現を避ける

7つのポイントを意識するだけで、わかりやすい文章になりますよ。

それぞれ詳しくみていきましょう。

一文の長さを80文字以下にする

一つ目のポイントは「一文の長さを80文字以下にする」です。

文が長すぎると読みづらく、読者にとってわかりづらくなります。

例えば、次の文を読んでみましょう。

夏休みに行った旅行先で、美しい景色を見ることができましたし、地元の人々と交流する機会もありましたし、新しい料理にも挑戦して、忘れられないとても素敵な旅行になりました。

伝えたいことはわかりますが、盛りだくさんでお腹いっぱいという感じがしますね。

次はいい例を見ていきましょう。

夏休みに行った旅行先では、美しい景色を見れました。
また、地域の人々と交流したり、新しい料理に挑戦したり、いろいろな機会がありました。
忘れられないとても素敵な旅行になりました。

内容ははじめの文と変わりませんが、よりわかりやすくなったのではないでしょうか。

一文を短くすることで、内容が明確になり、読者にとっても読みやすくなります。一文の長さを80文字より少なくなるよう工夫してみましょう。

同じ語尾を続けない

わかりやすい文章にするポイントは、同じ語尾が続かないようにすることです。

同じ語尾が続くと単調になり、読者の興味が削がれてしまいます。 これも例文を見ていきましょう。

この方法で簡単に料理を楽しめます。
自分で作れる料理のバリエーションも増えます。
さらに、おいしさもアップします。

語尾が全部「ます」で終わっていて、ロボットが話しているかのように単調ですね。

この方法で簡単に料理を楽しめます。
自分で作れる料理のバリエーションも増えるでしょう。
さらにおいしさもアップしますよ。

語尾を変えただけですが、人が話しているかのようにリズム感がでるのがわかるのではないでしょうか。

最後まで文章を読んでもらうためにも、同じ語尾を続けることは避けましょう。

「こそあど言葉」をできるだけ使わない

「こそあど言葉」をできるだけ使わないようにすると、読みやすい文章になります。

こそあど言葉」とは、「これ」「それ」「あれ」「どれ」などの指示語のことです。

多用すると、何を指し示しているのかがわかりづらく、伝わりにくくなってしまいます。それでは例文を見ていきましょう。

田中さんは、机の引き出しから大事な手紙を見つけた。
周りを確認してから、大事な手紙を読んだ。

連続して「大事な手紙」という単語が入っているため、くどい印象を受けます。

田中さんは、机の引き出しから大事な手紙を見つけた。
周りを確認してから、これのそれを読んだ。

「これ」や「それ」が何を差しているのかわかりづらくなりましたね。

このように指示語を使いすぎると、意味がわかりづらい読みにくい文章になります。

次は、適切に指示語を使った文章を見てみましょう。

田中さんは、机の引き出しから大事な手紙を見つけた。
周りを確認してから、それを読んだ。

「大事な手紙」を「それ」に置き換えることで、スッキリしました。

「こそあど言葉」をできるだけ使わず、意味がわかる文章を書くようにしましょう。

漢字とひらがなの割合を「3:7」にする

わかりやすい文章にするポイントは、漢字とひらがなの割合を「3:7」にすることです。

漢字を使いすぎると難しく感じ、ひらがなばかりだと幼い印象になってしまいます。 具体例を見ていきましょう。

漢字と平仮名の割合を3:7にする事です

意味はわかりますが、読みづらいと感じますね。

漢字とひらがなの割合を3:7にすることです

先ほどよりスラスラ読めるのではないでしょうか。漢字とひらがなを適切なバランスにすることで、文章にメリハリを持たせることができます。

箇条書きや表を使う

箇条書きや表を使うと、わかりやすい記事になります。

例えば、旅先でのおすすめ観光スポットを紹介するときを見てみましょう。

〇〇のおすすめ観光スポットには、白山公園、海辺の散歩道、展望台からの眺め、市場の食べ歩きがあります。

情報が羅列されているだけだと、それぞれのよさが伝わってきませんね。

これを読みやすい記事にすると次のようになります。

・白山公園:自然に恵まれた広い公園でリフレッシュできます
・海辺の散歩道:潮風に吹かれながら海辺の散策を楽しめます
・展望台からの眺め:青々とした海や街並みを一望できます
・市場の食べ歩き:地元ならではの食べ物を堪能できます

箇条書きを使うことで、各項目が明確になり、読者が一目で情報を把握することができます。

「読んでもらう」というよりは視覚的に見てもらう方が感覚として近いですね。

曖昧な表現を避ける

わかりやすい文章を書くために、曖昧な表現を避けることを意識しましょう。

曖昧な表現は読みにくさにつながり、誤解を招く可能性もあります。 例えば、次の例文を見てみましょう。

山本さんは、回転寿司でお寿司をたくさん食べました。

「たくさん」ってどれくらいでしょうか。人によっては5皿でお腹いっぱいになるかもしれないですよね。

特に、数に関係することは人によって感覚が違います。

具体的な数字を使うようにするとわかりやすくなります。

山本さんは、回転寿司でお寿司を20皿分食べました。

「20皿分」という数字を入れることで、客観的にわかりやすくなりました。

記事を書くときに、具体的な数字は入れられないか考えてみましょう。

主語と述語をできるだけ近づける

「主語と述語をできるだけ近づける」ことも、わかりやすい文章を書くためのポイントです。

主語と述語が離れすぎてしまうと、読者が意味を理解しづらくなります。 具体的に見ていきましょう。

佐藤さんは、Webライターとして活躍したいと考えており、そのためには文章力を上げる必要があると思ったため、文章力の上げ方を学ぶための本を買いました。

伝えたいことはわかりますが、なんだか読むのに疲れてしまいますね。

この例を変えると次のようになります。

佐藤さんは本を買いました。
その本は、文章力の上げ方を学べるものです。
購入した理由は、Webライターとして活躍するために、文章力を上げる必要があると考えたからです。

主語と述語をできるだけ近づけることで、読みやすくわかりやすい文章になります。

「一文に一メッセージ」と覚えておきましょう。

推敲する

わかりやすい文章にするためのポイントは、推敲することです。推敲とは、文章を読み直して、意味や表現をよりよくしていくことです。

次のことをチェックしていきましょう。

・誤字脱字がないか
・構成が論理的か
・表現がわかりやすいか、読みやすいか

文字を打っていると、意外と見落としているものです。

おすすめは声に出して読むこと。

実際に声に出して読むことで、筋が通っていなかったり、言い回しが変であったりすることに気づけます。 書いた文章は必ず推敲しましょう。

Webライターが記事を書く上で注意すべきこと

Webライターが記事を書くときには著作権に気をつけましょう

記事を作成するときに気をつけなければ、一歩間違えば法的な問題を引き起こす可能性があります。

記事を書く上で注意すべきことは次の2つあります。

・著作権に気をつける
・表記のルールを守る

この2つを守ることで、より信頼性のあるコンテンツを作れるようになり、クライアントからの信頼度も高まります。

具体的に注意すべきことを見ていきましょう。

著作権に気をつける

まずは著作権に気をつけましょう。

著作権とは、作品を創作した人に与えられる権利のことです。

文章だけでなく、画像や音楽など、さまざまなコンテンツに著作権が存在します。

これを他人が無断で使用することは違法となります。

他人の作品を使用する場合は、許可を得るか、適切な引用ルールに従う必要があります。

引用は、他人の作品を一部抜き出すことです。

コンテンツを補強したり、情報を裏付けたりするために使います。

しかし、引用にもルールがあることを覚えておきましょう。

引用する際には、引用元を明確にしなければいけません。引用符著者名出典情報を正確に記載しましょう。

また、引用部分が他の部分と明確に区別できるようにすることも大切です。


表記のルールを守る

表記を守ることも、正しい情報を伝えるために重要なことです。

例えば、下記のようなものがあります。

会社名を書くときに(株)や(有)などと省略しない

株式会社〇〇など、正式名称を書く

また、記事中で同じ単語を使うときには、統一するようにしましょう。

例えば「ホームページ」という単語が出てきた場合、「HP」や「サイト」など表記を変えてしまうと、同じものを指しているのか、違うものなのかが判断できなくなります。

読者を混乱させないために、表記を統一しましょう。

さらに、クライアントによっては細かくルールが決まっている場合もあります。例えば、次のようなものがあります。

・数字を使うときは3桁でコンマを入れる
・「〜するとき」は「〜する時」と漢字で表記する

エクセルやスプレッドシートなどでチェックシートとしてまとめられているので、心配する必要はありません。

ただし、確実に守ることが大切です。細かいところができていると「しっかりしているな」とクライアントの信頼も高まります。

チェックシートがない場合でも、指摘されたときにメモをとり、同じ注意を受けることがないようにしましょう。

今すぐできる!記事の書き方の勉強法

記事の書き方を学ぶには他の記事を写すのがおすすめです

記事を書いても「本当にこれでいいの?」といまいち自信が持てなくて不安ですよね。

私も「書けた!」と思っても、テストライティングで不合格になったり、すごい数の指摘を受けて、「向いてないかも…」落ち込んだりした経験もあります。

正直なところ、ディレクターによって「好みの文章」があるので、ご紹介してきたことができていれば、問題ありません。

しかし、ある程度の基準を満たしていなければ、通用しません。ではどうすればうまく書けるようになるのか?

それは他の記事を筆写することです。「素敵だな」とか「これわかりやすい」と思った文を写しましょう。

できればパソコンではなく、手で書くのがおすすめ。書いて覚えられるし、あとでメモできるからです。

書いたら「主張」「理由」「具体例」「結論」のどれに当てはまるのかを考えてみましょう。

最初はわからなくて大丈夫です。わたしも全然わかりませんでしたが、数をこなすうちにわかってくるようになります!

誰だってはじめからうまくできるわけではありません。お金もかからず、紙とペンがあれば簡単にできるのでおすすめです。

全部写すのは大変なので、気に入った部分だけ、見出し一つ分だけでもOKです。

まずは始めることから。一緒に成長していきましょうね!

まとめ

今回はWebライターの記事の書き方を解説してきました。

情報を届けることも大切ですが、読者が読みやすい文章にすることで、「役に立った!」「読んでよかった!」と思ってもらえます。

また、読者が読みやすいと評価すれば、クライアントからも「いい記事を書いてくれるな」とWebライターとしての評価も上がります。

「テストライティングでなかなか受からない」「いつも単発で終わってしまう」という場合には、基本ができているかどうか確認しましょう。

大切なのは、あなたが書きたい記事ではなく、読者が読みたいと思う記事を書くことです。ぜひ自分の書いた文章を見直してみてくださいね。

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